ハリアーターボは他車種と比較してどうなのか?
こちらではハリアーターボとCX-5 2.5TとフォレスターXT(先代フォレスター)を比較してみました。
フォレスターはご存知かもしれませんが現行型ではターボが廃止されていて先代モデル以前の車種しかありません。
3車種のターボのスペック
トヨタハリアーターボ | マツダ CX-5 2.5T | スバル フォレスターXT | |
エンジン型式 | 3ZR-FAE | PY-VPTS | FA20DIT |
最高出力 | 231ps(170kW)/5200~5600rpm | 230ps (169kW)/4,250rpm | 280ps(206kW)/5700rpm |
最大トルク | 35.7kg・m(350N・m)/1650~4000rpm | 42.9kgf·m(420Nm)/2,000rpm | 35.7kg・m(350N・m)/2000~5600rpm |
種類 | 直列4気筒DOHCICターボ | 水冷直列4気筒DOHCターボ | 水平対向4気筒DOHCターボ |
総排気量 | 1998cc | 2488cc | 1998cc |
使用燃料 | プレミアムガソリン | レギュラーガソリン | プレミアムガソリン |
数値上の話ですがハリアーとこの2車種と比較すると若干マイルドであると言えるかもしれません。
CX-5の2.5Tは2.5Lターボでありこちらに分があるのは致し方ないでしょう。
またフォレスターのXTは2.0Lでは最強と言われたエンジンを搭載していて280馬力と未だに根強いファンがいるモデルです。やはりハリアーターボと比較するとハリアーが分が悪くなってしまいます。
ハリアーターボの売りって何?
他車種と比較するとハリアーターボは余り魅力がないように思えるかもしれません。
しかしハリアーの中では唯一6速ATであり走りは良いと言えます。
またハリアーの2.0LNAエンジンはCVTでエンジン自体もパッとしないということでハリアーの中で比較するとターボが魅力的だと思います。
フォレスターのやや過剰なスペックであるターボは魅力的とは言え旧モデルになってしまいますしこれならハリアーの方がカッコイイとなりますよね。
またCX-5のターボはトルクが太いのですが馬力はそうでもないのが特徴です。普通に走る分にはそう大差は生まれないと数値上からは垣間見れます。
燃費差はどうか?
ターボ車を買うのに燃費なんてどうでもいいと主張する方がいますが、でもやっぱり何だかんだ言っても燃費って気になりません?ということで調べてみました。
以下は実燃費です、カタログ燃費ではありません。
見方は4WD燃費(FF燃費)です。
■ハリアーターボ…9km/L(10~11km/L)ハイオク
■CX-5・2.5T…8~9km/L(不明)レギュラー
■フォレスターXT…9km/L(FF車は無)ハイオク
以上のように実際のところ燃費に大きな差は見られません。ただハリアーのFF車が最も燃費が良さそうです。CX-5はまだデータが多くないのでFF車は不明ですがハリアー程ではないと予想できます(2.5Lですし)。
また使用する燃料ですがここはしっかりと守った方が良いです。ハリアーはハイオク仕様なのでハイオクを入れた方が性能が高まり燃費も良いでしょう。日本車の場合はハイオク仕様でもレギュラーで走れるようですが性能が落ちるので辞めた方が良いです。
CX-5はターボでも唯一レギュラー仕様で多少は燃料代が軽減されると思います。ただ自動車税の区分が一つ上になり毎年5000円程高くなりますが燃料代を考えると微小でしょう。
フォレスターXTはスバルにしては珍しくハイオク仕様でこちらもハリアー同様にハイオクを入れた方が燃費や性能も良くなるでしょう。スバルなので4WDしかなく燃費は最も悪そうな上にハイオクで燃料代が高く付きます。